職業

インターネットの普及に伴い、それに関わる業種が増えてきた。
業種が増えるという事はもちろん職種も増える。

システムエンジニア、WEBデザイナー、WEBディレクター、WEBマーケッター等
数えればキリがないくらいだ。
地元九州に帰ると古友と会い、今の仕事の話になるのだが・・・

友人「おう大滝!今なんばしよっとや?」
大滝「そうなあ・・WEBの管理ばしよる。」
友人「なんやそら?」
大滝「インターネットばみろうもん?あがんとば作ったりすっとたい。」
友人「ほーん。電気屋たい。」
大滝「いや、違うたい。ページば作ったり管理したりすっとたい。」
友人「ほーん。工場でや?」
大滝「違うたい。事務所でたい。」
友人「今ん娑婆は便利かもんなあ。そら機械のたこ(高)つくど?」
大滝「パソコンでよかもん。」
友人「やっぱ電気屋たい。」

もう話が全く噛みあわないのである。
しかし同年代の友人ならまだ良い方で、70歳以上の人との話になると・・

老人「大滝君な、なんばしよってや?」
大滝「インターネットの仕事です。」

薄ら笑顔で何も話さず頷く老人。
多分、インターネットが分らないようだ。

大滝「パソコン関係です。」

またまた、薄ら笑顔で何も話さず頷く老人。
多分、パソコンが分らないようだ。

大滝「機械の仕事ばしよります。テレビのごたる機械の中身を造りよるです。」

大分かけ離れてきたが、仕方ない。すると老人。

老人「・・・・ほう・・・電気屋さんたい。」
大滝「いやっ、、え~、そ・・そうですかね。はは。。」

と言う訳で地元で俺は電気屋をやっている事になっている。

老人との別れ際、

老人「『大滝電気』が地元に出来たらおっちゃんは必ず買いにいくけん。」

と言われ、少し心が痛んだ。

カテゴリー: Weblog — moma 2:01 PM  コメント (0)